面取りカッター(センタードリル・面取りエンドミル)で C 面取りをするときの、
Z の深さと工具径補正の値がすぐ出ます。無料・登録不要。
| 点 | X | Y | R | C | 角度° |
|---|
LATHE-NC なら、STEP の角を選ぶだけで面取りの工程ができ、Z と補正は工具から自動で決まります。
3D シミュレーションで削れ方を確かめてから機械へ。
例: 先端角 90°・ピン角のセンタードリルで C0.5、先端を 0.3 逃がす → h = 0.5、Z = −0.8、当たる径 φ1.6、補正量 D = 0.8 − 0.5 = 0.3。先端角 90° のときは「補正量 = 逃がし + 先端の平らな径の半分」になるので覚えておくと便利です。
面取りカッターの「当たる径」を工具径補正に入れておけば、プログラムは図面の輪郭(角の位置)そのままで書けます。C を変えたいときも、Z と補正量を直すだけでプログラムは変えずに済みます。
補正を使わないときは、機械がずらしてくれないので、工具の中心が通る線そのものをプログラムに書きます。図面の輪郭から「補正量」だけ外へ(ポケットなら内へ)ずらした線です。
例: 先端角 90°(tanα = 1)・ピン角で C0.5、刃先 Z-0.8 → D = 0 + 0.8 × 1 − 0.5 = 0.3。X0 の壁なら工具中心は X-0.3、図面の R5 の角は R5.3 で回ります。
面取りカッターは円すいなので、刃先を下げるほど、上面で当たる径が太くなります。同じ C を取るなら、Z を下げた分だけ工具中心を材料から離さなければなりません。
補正を使わないと、機械の補正量で C を直せません。プログラムを書き直さずに C を直したいときは、Z を動かします。先端角 90° なら、Z を 0.1 下げると C は 0.1 大きくなります(例: Z-0.8 → Z-0.9 で C0.5 → C0.6)。先端角 60° なら tan30° = 0.577 なので、C を 0.1 大きくするには Z を約 0.173 下げます。工具中心の線が同じなら、先端の逃がしは変わりません。当たる径は太くなるので、工具の最大径をこえないようにしてください。
図面の輪郭を、材料から離れる側へ 1 ずらして書いたとき(外周なら 1 大きく、ポケットや穴なら 1 小さく)の刃先の Z です。上面を Z0 とします。
| 工具 | C0 | C0.5 | C1 |
|---|---|---|---|
| 先端角 90°・ピン角 | Z-1. | Z-1.5 | Z-2. |
| 先端角 60°・ピン角 | Z-1.732 | Z-2.598 | Z-3.464 |
| 先端角 120°・ピン角 | Z-0.577 | Z-0.866 | Z-1.155 |
| 先端角 90°・先端の平らな径 φ2 | Z0. | Z-0.5 | Z-1. |
先端角 90°・ピン角なら覚え方は簡単で、「ずらした量 + C」が下げる量です。1 ずらして C1 なら Z-2.、C0 の Z で一度当てて確かめてから C の分だけ下げる段取りもできます。
材料の側へずらす書き方(外周を 1 小さく、ポケットや穴を 1 大きく)は使えません。工具の中心が材料の上に来るので、Z をいくつ下げても角は面取りにならず、V 溝を掘ってしまいます。先端の平らな径があるときも、ずらす量は先端の平らな径の半分以上にしてください。半分より小さいと、先端が壁を削ります。
先端角 90°・ピン角の工具なら、面取りの縦 0.5 に先端の逃がし(例 0.3)を足して Z−0.8 です。このとき工具径補正には 0.3 を入れ、プログラムは図面の輪郭のまま回します。
上面(Z0)の高さで工具が当たる径の半分から、面取り C を引いた値です。先端角 90° なら「先端の逃がし + 先端の平らな径の半分」になります。
できます。先端角を選ぶか入力すると、面取りの縦の長さ・Z・補正量が先端角に合わせて変わります。ただし 90° 以外の工具で削ると面取りの角度も工具の角度になります。
図面の輪郭を補正量 D だけずらした、工具中心の線を書きます。D = 先端の平らな径の半分 + 刃先の深さ × tan(先端角 ÷ 2) − C です。先端角 90°・ピン角・C0.5・Z-0.8 なら D = 0.3 で、X0 の壁は X-0.3 を通ります。このアプリで G41/42 を OFF にすると、その座標を出します。
Z を動かします。工具中心の線がそのままなら、Z を ΔZ 下げると C は ΔZ × tan(先端角 ÷ 2) 大きくなります。先端角 90° なら Z を 0.1 下げると C は 0.1 大きくなります。
先端角 90°・ピン角なら Z-2. です。C0(刃が角にちょうど触れる)が Z-1. で、そこから C の分だけ下げます。先端角が違うときは、深さ = (ずらす量 − 先端の平らな径 ÷ 2 + C) ÷ tan(先端角 ÷ 2) です。
「穴の入口」を選び穴径と C を入れると、穴の中心で真上から突っ込む Z が出ます。G82(ドウェル付き)などの穴あけサイクルで使えます。