THE MACHINIST’S NOTEBOOK

ノーズR補正 計算アプリ

TOOL / NOSE R 0.8 mm • 外径 OD / 方向3 • STEP 01 / 04
加工
右勝手の外径バイト(仮想刃先 方向3)・チャック方向へ送り

補正量 — ノーズRと角度から、補正量を出す

ノーズRmm
この値はページ全体で使います
角度 θ°
Z軸から。0=外径 / 90=端面
ΔZ
-0.469
−R×(1−tan(θ/2))
ΔX(直径)
-0.937
−2R×(1−tan(45°−θ/2))
面の両端の角をそれぞれ片軸で合わせます。外径/穴径側の端は Z を ΔZ、端面側の端は X を ΔX 動かす量です。
β版 無料公開中LATHE-NC ― ブラウザで動く旋盤CAM

この補正、図面から Gコード全体へ自動で。

  • DXF図面を読み込むだけ。ノーズR補正は計算済みのGコードが出る
  • 削る前に3Dシミュレーションで、削り方を目で確かめられる
  • インストール不要・登録不要。β版は無料
LATHE-NC とは(1分で分かる)
▶ クリックで 使い方を見る(動画)
実演:PDF図面 → 工程を自動で並べる → PASS計算 → Gコード → 3Dシミュレーション(22秒)
加工
右勝手の外径バイト(仮想刃先 方向3)・チャック方向へ送り

面取り — Ø に 面取り

いちばんよく出る形で、実際の数字を見ます。C は尖った面取り、R は隅Rです。

点図面 X(直径)図面 Zプログラム X(直径)プログラム Z
面取りの始まり(端面側)18.0000.000X17.063Z0.000
面取りの終わり(外径側)20.000-1.000X20.000Z-1.469
ノーズR 0.800
コーナーが尖っているので、プログラム座標は2直線の交点です。端面側は X だけ、外径側は Z だけずれます。
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面取りも隅Rも、全部の角をまとめて自動補正。

  • 座標を1点ずつ拾って計算する作業がなくなる
  • ノーズR補正は計算済みのGコードがそのまま出る
  • スマホでもPCでも、ブラウザだけで動く
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実演:PDF図面 → 工程を自動で並べる → PASS計算 → Gコード → 3Dシミュレーション(22秒)
加工
右勝手の外径バイト(仮想刃先 方向3)・チャック方向へ送り

4点入力 — 直線3本+隅R2つ

Ø(直径 mm)Z (mm)隅R (mm)角度 θ(°)
点1 ——
点2 —
点3
点4 ——
中心線点1点2点3点4X(半径方向)Z →
図面の輪郭 補正後の経路(プログラム) 接点
点図面 X(直径)図面 Zプログラム X(直径)プログラム Z
点2 隅Rの始まり75.8580.000X74.258Z0.000
点2 隅Rの終わり82.929-1.464X82.460Z-1.699
点2 の円弧(凸)R5.000R5.800(=R5.000+ノーズR0.800)
I0.000 K-5.800(始点から中心まで・半径値)
点3 隅Rの始まり97.071-8.536X96.602Z-8.770
点3 隅Rの終わり100.000-12.071X100.000Z-12.871
点3 の円弧(凸)R5.000R5.800(=R5.000+ノーズR0.800)
I-4.101 K-4.101(始点から中心まで・半径値)
点2→点3 の角度 θ = 45.000°(Ø80.000 Z0.000 → Ø100.000 Z-10.000)
前提: 外径切削・チャック方向(−Z)送り・仮想刃先 方向3(右勝手外径バイト)。点は手前から奥へ、外側へ順に打ちます。端数は小数3桁で丸めています。
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4点で足りない輪郭は、DXF図面ごと読み込む。

  • CADで描いた部品図をそのまま読み込める
  • 外径・内径・溝入れ・プーリーの4工程に対応
  • 削る前に3Dシミュレーションで、削り方を目で確かめる
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実演:PDF図面 → 工程を自動で並べる → PASS計算 → Gコード → 3Dシミュレーション(22秒)
04 / SIMULATION

座標から、加工の流れへ。

補正量を知る。面取りの座標を求める。4点で輪郭を確かめる。
次は LATHE-NC で、図面から加工順とGコードを作り、削る前に3Dで確認します。

図面 → 加工順 → Gコード → 3D確認
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このツールの計算方法

仮想刃先(刃先方向3)でプログラムする場合、各面(Z軸からの角度θ)の線は、図面上の線を面に垂直に d = R(sinθ+cosθ−1) だけ平行移動した線になります。実際にプログラムへ入れるのは隣り合う面との交点(角)で、その角は片軸だけ次の量ずれます。

ΔZ = −R × (1 − tan(θ/2)) ΔX(直径) = −2R × (1 − tan(45°−θ/2))

ΔZ は外径/穴径側の端(Z平行な面との角)、ΔX は端面側の端の移動量です。円筒→45°面取りのコーナーなら Z方向に R×(1−tan22.5°) ≒ 0.586R(R0.8なら0.469)。現場でよく見る「0.47」の正体はこれです。

コーナーR(隅R)が付いているとき

図面の角が尖っておらず、R が入っている場合は交点では求まりません。円弧そのものを削るので、円弧の半径と中心も補正が要ります。規則はこれだけです。

凸コーナー: 半径 = コーナーR + ノーズR
凹コーナー: 半径 = コーナーR − ノーズR
中心: Z・X(半径)とも −ノーズR だけ移動

接点は、移動した円弧と移動した直線が接する点になります。凹コーナーでコーナーR ≦ ノーズR だと、その R は刃先が入らず削れません(このツールは警告を出します)。

たとえば Ø100・端面Z0・45°面取りC10・両端コーナーR5 の形をノーズR0.8で削るなら、コーナーRは R5 → R5.8、接点は X74.258/Z0 → X82.460/Z−1.699 → X96.602/Z−8.770 → X100/Z−12.871 になります。

上の式が何をしているか。赤い十字が仮想刃先で、図面の輪郭をなぞって動きます。
実際に削っているのは黄色いチップの刃先の円弧のほうで、両者は別の場所にいる——そのズレを埋めるのがこの計算です。

詳しい理屈は解説記事 ノーズR補正とは? をどうぞ。

よくある質問

ノーズR補正はなぜ必要なのですか?

プログラムが動かしているのは、実際には存在しない「仮想刃先」という一点だからです。実際に削っているのはチップの丸み(ノーズR)の円弧なので、円筒部と端面ではズレませんが、テーパー・面取り・R部だけ削り残しや削りすぎが出ます。その差を座標で埋めるのがノーズR補正です。

G41とG42はどちらを使えばいいですか?

進行方向を向いたときに工具が輪郭の左側にあればG41、右側にあればG42です。後方刃物台の一般的な外径の右→左削りではG42、内径ではG41になることが多いですが、刃物台が前か後ろかで左右が反転するので機械で確認してください。

刃先方向(仮想刃先番号)の3とは何ですか?

チップのどの角を仮想刃先とみなすかを表す0〜9の番号です。後方刃物台の外径バイトでは3、内径バイトでは2が標準ですが、刃物台の向きと工具の勝手で変わります。このアプリは刃先方向3(外径)を前提に計算しています。

現場でよく聞く「0.47」という数字は何ですか?

円筒から45°面取りへ入るコーナーで、仮想刃先をZ方向にずらす量です。R×(1−tan22.5°)≒0.586Rで、ノーズR0.8なら0.469、つまり約0.47になります。45°以外の角度ではこの値は使えないので、このアプリで角度を入れて計算してください。

コーナーR(隅R)がノーズRより小さいとどうなりますか?

凹コーナーでは、コーナーR ≦ ノーズR のとき刃先がその隅に入らず削れません。補正後の円弧半径が「コーナーR − ノーズR」でマイナスになるためです。このアプリはその組み合わせを入れると警告を出します。

G41/G42を使わずに座標で逃げてもいいですか?

問題ありません。むしろ制御機の補正が効かない場面や、補正の入り・抜けで傷が出る場面では、あらかじめ補正済みの座標でプログラムするほうが確実です。このアプリはその補正済み座標(X・Z)と補正後の円弧半径をそのまま出します。

オフラインでも使えますか?ホーム画面に置けますか?

はい。一度開けばスマートフォンのホーム画面に追加でき、そのあとは電波が届かない工場の中でもアプリとして起動して計算できます。登録もインストール(ストア)も不要で、無料です。

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